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日付
2017/12/23
時間
15:00-16:45
場所
東京経済大学国分寺キャンパス
6号館 F402
タイトル
第四次産業革命(Industry 4.0)におけるつながり ネットワーク記述と基礎情報学の観点から
発表者
河井延晃
(実践女子大学)
要旨
日本においても第四次産業革命(Industry 4.0)の議論が盛んに議論されるようになってきた。現在、これらの意味するところはモノのインターネット化(IoT)におけるセンサリングデバイスやそれらの相互接続によるライフログの形成が挙げられる。これら大量のログデータ(ビッグデータ化)は、我々の日常のリアリティの源泉となりつつあるなかで、様々な現象や事例報告がおこなわれつつある。このような時代状況において、コミュニケーション理論や技術論を含めてどのような認識論が可能かつ有用であろうか。
本報告では、さしあたってサイバネティクスやシステム論においても関係の深い、ホワイトヘッド(Whitehead A.N.)らの諸説と基礎情報学の関連について概念を整理しつつ原理的考察をおこなう。とりわけ、ホワイトヘッドは、前期の『プリンピキア・マテマティカ』に代表される自然科学研究に対し、後期の難解なプロセス哲学が一種のシステム論を形成していることは知られている。後期の思想はプリゴジン(Prigogine I.)やエリッヒ・ヤンツ(Jantsch E.)らの自然科学へも影響が及んでいるが、人文・社会科学への影響も多い。たとえば、アクターネットワーク理論(ANT)は哲学者ドゥルーズ(Deleuze G.)を介して、カロン(Callon M.)やラトゥール(Latour B.)によって構築されている。アクターネットワーク理論においてはアクターは人間に限定されない、記号論的なネットワークとして記述され、その対象・応用領域においても、科学人類学、科学社会学、経営学(一種のMOT)など多方面で援用されつつある。現代の情報化やメディア技術という文脈においてはまだ十分に展開されているとはいいがたいが、とりわけ、AIやIoTはアクターとしてどのような既述特性を持つであろうか。これらの領域においても新たな技術構造やネットワークにおける記号論・意味論が要請されているのも事実である。本報告では、このような問題関心を参照しつつ、基礎情報学におけるいくつかの概念を発展的に展開させるべく考察をおこなうこととする。
その結果として、第四次産業革命という歴史区分における区別の妥当性や展望についても研究会で議論してみたい。
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