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日付
2021/03/20
時間
13:00-14:45
場所
オンライン(Zoomミーティング)
タイトル
「デジタル機械情報と意味と価値」(連続研究会「情報と創造性」第4回)
発表者
椋本 輔
要旨
「情報と創造性」という問題について今回は、「デジタル機械情報」が我々人間にとって「意味」や「価値」を持っていること自体についての考察を試みたい。
そのために、まず「デジタル情報技術」と我々人間=観察者との関係の基礎的考察(1)、そして「意味」という観点から人間の制作/創作と現代的テクノロジー一般との歴史的な関係・議論を確認する(2)。
その上で、一般に「創造性」といった言葉でイメージされるレベルに留まらない日常的な現象として、今や我々がインターネットなど「デジタル機械情報」を介したコミュニケーションを行うことによって様々な社会的・経済的「価値」が生まれていること(3)の基礎について考察し、基礎情報学/ネオ・サイバネティクスをめぐる様々な観点へとつながる議論を開いていきたい。
[コメンテーター]
佐々木 裕一
(東京経済大学)
https://researcher-web.tku.ac.jp/Profiles/2/0000107/profile.html
【参考】
椋本
「擬自律性はいかに生じるか」
(
『
AI時代の「自律性」: 未来の礎となる概念を再構築する
』
勁草書房, 2019年, 第四章)
同
「
人工知能に「創造性」は宿るか? ~「つくること」とテクノロジーの二百年~
」
(RAD-IT21 WEBマガジン, 2020年)
佐々木裕一
「ネットにおける集合性変容の予兆と資本主義――ユーザー生成型メディアの来歴と未来」
(
『
デジタルの際:情報と物質が交わる現在地点
』
聖学院大学出版会, 2014年, 第一章)
同
『
ソーシャルメディア四半世紀: 情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ
』
(日本経済新聞出版, 2018年)
※本連続研究会は、科学研究費助成事業(研究課題/領域番号:20K12553、研究種目:基盤研究(C)、研究期間:2020〜2022年度)による共同研究
「機械と人間との感性および創造性の異同をめぐるネオ・サイバネティクス的研究」
の一環として、ネオ・サイバネティクス研究会および情報システム学会 基礎情報学研究会の合同で開催します。
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