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日付
2021/01/24
時間
13:00-14:45
場所
オンライン(Zoomミーティング)
タイトル
「創作のこころといのち」(連続研究会「情報と創造性」第2回)
発表者
原島大輔
要旨
基礎情報学/ネオ・サイバネティクスでは、創造性は二つに大別される。オートポイエーシス(自己産出)とアロポイエーシス(他者産出)である。人間の創作活動はその両方の側面をもつ。その様子をシステムとしてとらえたものがHACS(階層的自律コミュニケーション・システム)モデルである。このモデルにもとづいて創作を理解する仕方に、三つの考え方がありうることを、この発表では提示する。すなわち、(1)創作を、一種のコミュニケーションと見て、これを構成素とする一種の社会システム(いわば創作システム)を想定する考え方、(2)創作を、何らかの心的システムと社会システムからなるHACSの成果メディアと見る考え方、(3)創作を、生きものとしての人間のこころ(ある意味での心的システム)といのち(ある意味での生態系ないし普遍的な生命的システム)のHACSとしての自己産出(自己観察記述)そのものと見る考え方、である。それぞれに長短あるが、情報と創造性の研究に資するものと考える。
※本連続研究会は、科学研究費助成事業(研究課題/領域番号:20K12553、研究種目:基盤研究(C)、研究期間:2020〜2022年度)による共同研究
「機械と人間との感性および創造性の異同をめぐるネオ・サイバネティクス的研究」
の一環として、ネオ・サイバネティクス研究会および情報システム学会 基礎情報学研究会の合同で開催します。
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