2022年は,コンテンツ生成の人工知能が脚光を浴びた年であった。これまでの創造性の定義によると,たしかに人工知能は創造性を宿しているといえる。しかし,機械の創造性は,人間の創造性とまったく同じなのだろうか。
本講演では,創造性の定義やcomputational creativity,観察の複数性などの検討を行いながら,機械の創造性と人間の創造性との比較検討を行い,創造性の根源について考えていきたい。人間の創造性が基底にあってこそ機械の創造性は生まれる。
(ネオ・サイバネティクス研究会 / 情報システム学会 基礎情報学研究会 / 青山学院大学 革新技術と社会共創研究所 合同開催)